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足立建設業人材育成支援実践技能研修 蔵前工業高校から3人が参加 新築現場見学や仕口作成など実践的に講習を行う

左から池内指導員・木村くん・齋藤くん・平賀くん・今田指導員
左から池内指導員・木村くん・齋藤くん・平賀くん・今田指導員

 8月24日〜26日の三日間、足立建設業人材育成協議会と足立支部が行っている建築業職場体験に、都立蔵前工業高校建築科から3人の生徒が実習に来ました。
 初日、足立支部組合員の手がける建築現場を見学し、その後、小屋組みなどの作業を行い、三日目には高校生3人と指導員2人で小屋組みを完成させました。恒例となったミニ上棟式では、お菓子を撒いて上棟を祝いました。
 全ての作業を終了して3人の感想文からは「(指導員の)技術・知識など全てすばらしかったです。」「釘を打つのがむずかしかった。小屋組みもむずかしかったが、組んでいて楽しかった。完成したときは感動しました。」「(作業をしていくなかで)少しずつ小屋が完成していくのを見れたことが印象に残りました。だんだんと道具に慣れ、使い方が上手くなっていくのが実感できました。」など3人とも職場体験で物作りの楽しさを感じることが出来たようです。また、今回、2日目には、蔵前工業建築科を卒業し、足立支部組合員の工務店に従事しながら東京土建建築カレッジで勉強をしている土金翔太さんも指導員補助として後輩たちの指導にあたりました。

坂本工務店(花畑分会)の建築現場を見学しました
坂本工務店(花畑分会)の建築現場を見学しました

先輩から後輩への一言

土金さん
土金さん

Q建築カレッジでの勉強はどうですか?/カレッジでの勉強は楽しいし、おもしろいです。
Q後輩を指導してどうでした?/自分にもいい経験になりました。学校で習っても、現場に出るまでわからなかった事もありました。逆に教える立場になった時に、後輩たちに教えることができたと思います。
Q建築を目指している後輩たちに/学生はとにかくいろんな事を体験して、自分でおもしろいということを見つけて欲しい。何かすることで、見つけることができると思います。

常に正確に作業することを心がけて

池内さん
池内さん

 三日間ご苦労様でした。これまでは中学生を教えてきて、同じ作業をしてもらいましたが、やはり建築科の高校生はすごいと思いました。背格好は中学生と同じでも体の使い方が違うと感じました。
高校生を教えることが初めてだったので、高度なことを教えることができなくて、少し物足りなく感じたかもしれません。
 初日、建築現場を訪問して、現在では墨つけ、ノコやノミでの作業を現場ですることが少なくなっていますが、基本(在来工法)となる知識は覚えていたほうがいい、いつか現場で役に立つし、応用することができると思っています。
 作業時に大切なことは、正確に作業することが大事だと思っています。今回来た高校生のみなさんもぜひ建築技能者の道を進んで欲しいし、今後とも高校生たちに職場体験に来て欲しいです。

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