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年頭のご挨拶

組合員・家族のみなさま
新年あけましておめでとうございます

執行委員長 増子今朝男
執行委員長
増子今朝男

 皆様には、日頃から組合の取り組み運動に対して、ご理解とご協力を賜り大変感謝申し上げます。
 大不況が続く日本経済で、私たち建設産業に未だ明るい兆しが見えてこない。また震災後二年が過ぎようとしている被災地も復興が一向に進まず、被災された方々が大変苦労されている現状に、組合では夏に扇風機やカレンダー等の支援をして参りました。今後も出来ることがあれば支援を続けて参りたいと思います。ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。
 不況下の建設産業の中で主要大手企業は、受注こそ減ったものの収益を上げ内部留保を増やしています。要因は、低賃金、低単価の押し付け、下請いじめで上げた増益です。

池内裁判での勝利判決
池内裁判での勝利判決

 春、秋の大手企業交渉では「低単価・低賃金の引き上げ」「建退共の証紙の貼付」「労働条件の改善」等の現場の声を届け交渉に臨みました。また社会保険未加入問題では、法定福利は別枠支給でと、区、都、国に対して交渉してまいりました。また未加入事業者は現場入場させないなどの問題解決に取組みました。
 池内労災認定裁判では、ご家族や組合、書記局のご協力ご支援のもとで勝利判決を勝ち取りました。また、首都圏アスベスト裁判では、国の責任を認めた判決で勝利しましたが、建材メーカーの製造責任や不法行為は認めず、一人親方や零細事業主の請求が認められず、歴史的な勝訴と、残された問題を今後の控訴に組合は全力を上げ取り組み、支援していきたいと思います。

シンポジウムの成功で公契約条例実現へ

 11月20日の「防災と建設業の役割シンポジウム」の成功にて、「早期に公契約条例制定に向け準備中」との総務部長の挨拶をいただきまた、各会派の議員の方々から心強い挨拶をいただき私たちにとって夢が一歩近づいたようです。
 足立区との防災協定に全分会あげて取り組みを進めていきたいと思います。
 私たちにとってまだまだ取組むべき課題がたくさんあります。
 組織増勢、仕事確保、賃金単価引き上げ、命と暮らしを守る建設国保の予算獲得、大増税阻止、アスベスト救済、平和憲法改悪阻止、TPP参加反対、と私たちの要求実現に向けて、期待に応えられる組合を目指しまい進してまいりたいと思います。
 年の瀬の都知事、総選挙での結果を踏まえ、私たちは正しい目を持って監視していきたいと思います。
 今後とも皆様のご協力とご理解をお願い申し上げまして年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

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