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片言のアリガトウに安堵
現場で上級救急救命役に立つ

支部で上級救命講習を行った際の写真
支部で上級救命講習を行った際の写真

【三本木拓馬・鹿浜分会】私は上級救命講習を修了していますが、先日その知識が役に立つ日が来ました。
 現場の階段で作業をしていた際の事。上の階から「ドカドカ」と大きな音が聞こえてきました。何事かと見に行くと、そこには人だかりが。中心には口から血を流し、白目を剥き倒れる中国人技能実習生がいました。
 雨で足を踏み外したらしく、集まった職人たちもどうして良いか分からずに立ち尽くすばかり。知識がある私が様子を見る事になりました。「意識の有無・外傷・動かして大丈夫か」などを確認。周りの方々に手伝ってもらい、一階へと降ろしました。
 その後「必ずMR検査をする事」「2〜3日経って吐き気があれば救急車を呼ぶ事」を伝え、病院へと搬送されて行きました。
 幸いな事に大事には至らず、数日後には現場に復帰。私を見つけると「アリガトウ」「病院の先生から同じ指示を受けたよ(笑)」と、片言の日本語で感謝の言葉を伝えてくれました。
 もしも私に知識がなかったら、他の方々と同じ「ただ見ているだけ」になっていたかもしれません。いつ、どこで、何があるか分かりません。知識は無駄になりませんので、良かったら皆さんも受講してみて下さい。

 
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