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誰もが幸せであるために
足立不戦のつどい
国のために死ぬのは素晴らしい?

 12月7日(土)足立支部会館にて「第4回足立不戦の集い」が開催され、総勢130人(支部26人)が集いました。
 今回はイスラエル空軍で従事した経験を持つダニー・ネフセタイ氏を講師に招き「国のために死ぬのは素晴らしい?」というテーマで講演。ダニー氏は現在の日本が抱える大きな課題として「少しの人の利益のために多くの国民が危機にさらされている」日本の現状について問題提起。例として、原発問題では安全コストよりも利益優先となっており、それを象徴する福島原発の話が挙げられました。福島原発は当初海抜35メートルに建設予定でしたが、GE社(アメリカの原発メーカー)は海抜20メートル地点に建設することを主張。しかし、東京電力はコストを下げるため、さらに低い海抜10メートル地点に原発建屋を建設するに至り、結果、あの未曾有の原発事故に繋がったということでした。
 また、環境問題についてはダイオキシン問題よりも建設コスト削減を優先。防衛問題については、アメリカ言いなりの莫大な経費の支出。多くの国民を犠牲にした「一部の大企業や一部の国を優先に国策が進められている実態」について訴えがありました。
 そして、ダニー氏が講演中に参加者に頻繁に呼び掛けたことがあります。それは「一人ひとりが当事者意識を持ち、おかしいと思ったら反対の声を上げてほしい」と言うことです。
 参加者からは「誰もが幸福と思える未来のため、家族との会話等できることから始めていこうと思う」との感想が寄せられ、改めて「平和」について考えさせられる講演会となりました。

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平和を願い130人が会場に集う


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