7月13日(日)本部教宣部平和取材「東京大空襲を歩く」に参加しました。1945年、B29爆撃機が20万発もの爆弾を投下。一夜にして、10万もの命が奪われました。そんな歴史と向き合うため、江東区に点在する「空襲の記憶」が刻まれた地を巡りました。
心を打たれたエピソードがあります。それは、ある母子の話。うずくまり亡くなった女性の下には、必死に地面を掘った跡。爪は剥がれ、代わりに泥と血がこびり付いていたと言います。我が子を火から守るため身を盾にした母。その深い愛に、涙が溢れました。
その後「東京大空襲・戦災資料センター」を見学。空襲体験者の話に傾聴しました。その方は空襲時、防空壕を出て家族と逃げました。そこで見たのは、逃げ惑い、道に倒れ、燃えながら走る人々。その光景はあまりに凄惨で、今尚、目に焼き付いて離れないと話されていました。
戦争体験者が減少している今、今回の経験はとても貴重。戦争なき世界を作りたい。平和を次代に繋ぎたい。そう強く感じました。

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殉難死者慰霊する親子地蔵尊 |
人が折り重なる惨状に絶句 |

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海抜示す水位表示塔 |
恒久平和を願う母子像 |