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東京都北区/桐ケ丘 習い事に秘密基地にいたずらも 想い出詰まった大迷宮 鵜沢弘江・六木分会
東京・赤羽駅から西に1キロの場所にある、約46ヘクタールの広大な団地。最盛期には5000世帯もの人々が住んでいたこの「桐ケ丘団地」が、私のふるさとです。
何でも揃ったマンモス団地
緩やかな坂を登った先にたたずむ団地の中には、商店街、小・中学校、総合体育館、公園、病院、およそ生活に必要な全てが揃っていました。例えるならば一つの街。四季折々、常に何かしらのイベントが催されており、餅つき大会、ラジオ体操、盆踊り、神輿祭り、と数えきれません。さらに、団地内にはたくさんの町会があるため、子どもたちはイベントをハシゴ。両手いっぱいのお菓子を抱え、楽しく歩き回っていました。
小学生時分は外で遊ぶ毎日…と言いたいところですが、複数の習い事で大忙し。バレエにピアノ、習字教室などと、本当に慌ただしい日々を過ごしていました。ただ、嫌々でなく、自身が楽しいと思い通えたので、休むこともなし。通わせてくれた両親には感謝しています。ですが、習い事のない日はフリーダム。友達と飛び回って遊んでいました。
子供と大人の700日戦争
中でも、近くの体育館で遊ぶことが多く、館内に入るでもなく回りに捨ててあるマットや畳を見つけて収集。それらを組み上げ家を作り「秘密基地だ!」とキャッキャしていました。ですが、体育館側も突然家ができていたら困るのでしょう。数日経つと壊され…子どもたちは再度それを組み直し…壊され…といたちごっこで、子供たちと大人たちの700日戦争状態。今思えば、体育館の方々にとっては、さぞかし迷惑だっただろうなと。青春の一ページをありがとうございます。
迷宮知り尽くし負け知らず
さて、団地内を知り尽くしている私たち子どもは、どこを歩いてもへっちゃらです。ですが、そうでない人たちにとっては迷路そのもの。変質者に追いかけられた時も、お巡りさんに追いかけられた時も、自転車に乗ってさえいれば、確実に巻いて逃げることが出来ました。連戦連勝、まさに負け知らずです(笑)。そんな、子どもがたくさんいた頃の桐ケ丘。この町で色々な経験をして、たくさんのイタズラをして、私と言う人間が造り上げられました。 現在は、私も親族もこの町を離れてしまいましたが、想い出が詰まった大好きなベストプレイス。ここが私の「ふるさと」です。
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