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東京都足立区/鹿浜 夕焼けが繋ぐ原風景 -ふるさとと仲間に導かれ歩む道- 三本木拓馬・入谷舎人分会
私のふるさとは、東京都足立区です。けれども幼少期の記憶と言えば、母の実家がある青森県青森市と、父の故郷である岩手県九戸郡のことがほとんど。思い出深き、大切な私の第二の故郷です。 血がなす奇跡 青森といえば、やはりねぶた祭。跳人が跳ね踊り、巨大なねぶたを見上げて歓声を上げる人々。その熱気は凄まじく、街中に満ちて夏の到来を感じさせてくれました。特に圧巻だったのが、夜の海を進む「海上運行」。真っ暗な水面に揺れる灯り、響き渡る太鼓や笛の音は夢の中にいるようでした。 海や山の幸も魅力的で、獲れたてホタテや果物は絶品です。実は体質的に果物は苦手なのですが、リンゴとブドウだけは食べられるから不思議。これも、青森の血がなせる奇跡かもしれませんね。 秘密の松茸様 岩手へは、農業を営む祖父母のもとによく遊びに行きました。GWには田植えを手伝うのですが、田んぼの真ん中で足が抜けなくなり、長靴を脱ぎ捨てて脱出。逃げ帰った私に「またやったの?」と微笑みながら助けてくれた祖父母の顔は、今も忘れられません。稲刈りのあとの田んぼも最高の遊び場で、切り株の上をザクザク走り回るのが爽快でした。他にもバッタをポケットに詰めたり、カエルの卵を棒でかき混ぜて遊んだり、何もかも全てが楽しくて仕方ありませんでした。 実は、祖父には「秘密」がありました。それは、冷蔵庫の奥に隠された薫り高き逸品。手前には塩漬けの美味しいキノコが並んでいましたが、実はこれ、おとりです。本命はさらに奥。そこにひっそりと佇む「松茸様」の存在を、私は知っていました。そして、こっそりと舌鼓を打つ…そんな私の原風景。今でもふと夕焼けを見ると、紅く染まった田園、そして頬を撫でる風や草の匂いを、鮮明に思い出します。 ご縁が紡ぐ今 足立支部との出会いは、少し変わったものでした。拡大に来た仲間に、父が「息子を入れるよ」と、まさかの加入宣言。住民票の取得から手続きまで、きっちり済ませてくれていたのです。自身が組合員であると認識したのは、約一ヵ月後。「土建にお金払ってきて」と母に言われ、頭の中はクエスチョンマークでいっぱいでした。ちなみに父も現在は組合員。私の方が先輩です(笑)。 その後、分会総会を切っ掛けに分会役員となり、今では支部常任に。最初は気が進みませんでしたが、同年代の職人や異業種の仲間と出会え、土建の魅力を知りました。この繋がりは、かけがえのない大切な宝物。大きな財産になっています。 さて、今後の目標は子どもたちの健やかな成長と、足立支部の一万人到達。そんな思いを胸に、これからも前向きに、楽しく歩んでいきたいと思います。
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